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リラクゼーション事業編
スタッフの想いが詰まるポイント制度
リラクゼーション事業部では、施術者の報酬制度として『独自のポイント制度』を導入しています。 通常、『完全歩合制』で成り立つ場合が多いこの業界ですが、なぜ、ポイント制度を導入しているのか、その導入に至る経緯の物語です。
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#01
施術者に優しいポイント制度
『なんで正直者がバカを見るんだ!!』 プロジェクトリーダーが叫ぶ。しかし、周りのスタッフたちは、下を向く。 『しかし、この業界の主流は完全歩合制で、施術をした時間に比例して報酬を出すのが自然な流れ。 そして、それぞれ個人事業主という扱いだから、通常はベッド代や備品代などを徴収して、その差額を報酬として定めている。』 『でもそれでは、施術をした人だけが得をしてしまう。これからこの業界を目指している新人スタッフや、新しく私たちの店で働こうとしてくれる人が平等に施術できないのでは・・・。』 リーダーはそう続けるが、彼自身そう言いながら、みんな分かっていた。 この業界の当たり前は、業界が長いもの、そして人よりもどん欲に施術をしたものが正義になってしまうという事を。 でもそれでは、この業界の未来は暗い。 新しい人材に光を当て、どんどん希望をもってこの業界に入ってくれる人が増えなければ、先細りになってしまう。 しかし施術をしたらした分だけ報酬が高いという従来のメリットも生かしたい。 そんなことを考えながら、このプロジェクトは暗礁に乗り上げた・・・。 -
#02
「想い」そうか、ポイント制度なら。 店舗運営は施術だけじゃない。
『リーダー、こういうのはいかがでしょうか』あるスタッフが語り始めた。 『仕事の一つ一つを評価してあげる。そしてそれに報酬を付けるという事で。例えばトイレ掃除100円、店を閉めるクローズ業務500円とか。そうすることで、施術以外でも報酬設定をしてあげられます。個人事業主ですので、雇用関係はありません。時間に給与をつけるという時給という概念が使えないなら、業務に報酬を付けることで彼らの働きを正当に評価できます。そして施術に与える報酬を最も大きくしたら、完全歩合のメリットも踏襲できます』 ・・・そうか。 時間に給与を付ける時給ではなく、業務に報酬を付けるなら、あらゆる仕事をしてくれる働き者が評価される。それが熟練した施術者ならば施術で、まだまだ新人ならばそれ以外で報酬を得て、施術ができない分がフォローできる。 これならば行ける。そう思ったが懸念もあった。 『うちに長く勤務してくれているスタッフ、忙しい時に頑張って協力してくれるスタッフによりメリットを与えられないか?』 誰もが出たくない忙しい時間帯やお正月、GWなど、そんなときに協力してくれるスタッフは協力しないスタッフよりも評価してあげたい。 そして施術をしっかりするスタッフは、より評価してあげたい、うちで長く働いてくれているスタッフにも・・・。 オープンやクローズを手伝ってくれるスタッフもなおさらだ。 販促を手伝ってくれるスタッフも当然、報酬アップという形で感謝を伝えたい・・・。 -
#03
「未来」スタッフの想いが宿る評価制度
懸念の多くは解消された。業務に報酬を付けるということに、更なる企業秘密のエッセンスを加えて、現在の独自のポイント制度は完成した。 私たちの想いは、正直者がバカを見ない評価制度。 新人だろうが、熟練スタッフだろうが、正しく店舗運営を手伝ってくれるスタッフが多くの報酬を取れる、そんな『究極の給与システム』の第一歩が踏み出せた気がした。 そんなスタッフの想いが集約できる店舗を目指して、リラクゼーション事業部の店舗運営は今なお進化中です。 続きが知りたい方は、ぜひお仲間に(笑)